プロ野球の試合の合間にパフォーマンスで試合を盛り上げたり、チームとファンとの架け橋になっているマスコットキャラクター。まさに球団の顔とも言える存在でもあります。12球団の中でも人気上位をキープしているつば九郎。
そんなつば九郎はなぜファンに人気なのか?について話していきます。
この記事を読んだ後には
・つば九郎を好きになる
・つば九郎の面白さに気づく
・マスコットのハードワークと役割を知ることができる
プロフィール
お待たせしました!コンテンツの本題でもあるつば九郎の誕生と経歴についてご紹介していきます。
誕生年 | 1994年 |
背番号 | 2896 |
性格 | 問題児/マイペース |
生年月日 | 察して |
身長/体重 | チーム内で5番目ぐらい・圧倒的レギュラークラス |
好きなもの | 食べること |
経歴 | 甲子園春夏6回胴上げ投手 |
年齢 | 不明・彼女いない歴15年 |
年収 | 5万円 「ヤクルト1000」飲み放題 |
誕生秘話と特徴
つば九郎がマスコットを始めたきっかけは
「渡り鳥だけど渡らないから定職に」
とのこと。笑
ヤクルトの中で最も出場回数が長く、大御所とも言えるつば九郎。名前の由来はつばめの古称が「つばくろ」と
「鍔迫り合いに強く、苦労(九郎)しながら接戦をものにする」
と言う意味が込められている。
キャラクターの特徴は以下の通り
- ペンギンではなくツバメ
- マスコットで唯一ユニホームを着ていない
- ヘルメット以外何も身につけていない
- 背中に立派なつばめ尾がある
- 手羽は通常のつばめとは異なり上を向いている
- 手羽に指があり物を器用に扱う
- 飛行は不可
- 体型は恰幅の良いメタボ体型が典型
恰幅の良い体型なためドアラや阪神のトラッキーみたいにアクロバティックな披露はほとんどなく、その振る舞いや目に止める行動が観客の目を虜にしています。
つば九郎のおもしろエピソード
つば九郎はマスコットの中でもとても個性的で並大抵のメンタルではなできないことを平気でやってのけます。そんなつば九郎の面白エピソードをご紹介します。
野球の神様に〇〇!?
つば九郎の性格は問題児。そんな問題児らしいエピソードがあります。そのエピソードはライバルでもあるドアラも「あの自由奔放さは、僕の上を行く」と言わしめたほど。
当時、福岡ソフトバンクホークスの監督を務めていた王貞治さん。そんな王さんに試合前の練習時間に記念撮影とサインをお願いしたのです!
これには当時チームに所属していた宮本慎也さんも「怖いもの知らず」と評した。
人に向かって〇〇を撃ち込む
マスコットは球場いっぱいになったスタンドに向かって手を振ったりしてファンサービスをするのが一般的です。しかし、つば九郎はそんなファンの度肝を抜くような行動を取るのです。
試合前にファンの前に立つと片手にバットのような細長い棒を持ってきて登場すると、なんとそれをファンのいる方向に向けて発射するのです。さらにグランド整備しているグランド整備の方に向かって狙撃することもあるのです。
今では、使い方を改め5回のパフォーマンスでつば九郎の放ったバズーカをお客さんにキャッチするというイベントに変わっています。何をしでかすかわかないので目が離せないです。。。
そんなつば九郎ですが、他にも他球団のノックに参加したり、自由奔放さが一際目立つつば九郎です。グランドで好き勝手やってますよね。笑
つば九郎の人気の理由
球団マスコットは個性豊かでどのマスコットも人気が集まるようにもおもいます。しかし、つば九郎は問題児で常識をかけ離れた行動をとっているにも関わらずドアラにつぐ人気を誇っています。
その人気の理由、気になりませんか?私なりの見解ですが、解説していきます。一、参考していただければと思います。
SNS活動
SNSでの活動が盛んなことが人気にもつながっているのが大きいでしょう。SNSに関してはつば九郎ではなく、つば九郎の妹:つばみの存在が大きいでしょう。
現在9月2日時点のつばみの公式インスタグラムのフォロワー数は驚異の9.2万人。さらにXでは、つば九郎・つばみの映像を撮影しているTSUBA-chのアカウントのフォロワー数は2.3万人。
ドアラのXのフォロワー数が11万人なので、合計するとその数に匹敵するフォロワー数ですね。
SNSがなぜ人気の要因に繋がるのか?それはファンの身近な存在になっているからです。現代の人はテレビを見る時間よりも圧倒的にスマホをみている時間の方が長いでしょう。これだけのフォロワーがいるなら、ヤクルトファンだけではなく、中には「つば九郎ファン」も存在していると思います。これは球団側がSNS戦略を練り、地道に努力した証だと思います。
アメブロ
つば九郎の公式ブログ「つば九郎一言日記」です。これはつば九郎が日々更新しているブログです。
「今時、ブログ?誰が読むんだよ。」
と思っていませんか?日々更新され続けているブログはファンの方には読まれています。つば九郎の考えていることや思っていることに触れることもできるのでヤクルトファンは一度目を通してみてください。
「つば九郎」とGoogleで検索して最上位に上がるのはなんとつば九郎の公式ブログ。グールグから評価されるだけの公式ブログです。読んだらきっとつば九郎のことをもっと好きになるでしょう。
圧倒的な個性派キャラクター
つば九郎は人間味があると言うよりも1人飛び抜けた行動が何より目につきます。他のマスコットたちはチアガールと応援の振り付けを覚えてダンスをしたりするのですが、つば九郎はそんな要素は感じません。
バズーカを放ったり、被っているヘルメットで「くるりんぱ」をしたり他のマスコットとは一味違ったエンターテインメントを披露してくれます。ユーチューブにも数々のパフォーマンスが載っているので是非観てみてください。クスッと笑えるコンテンツばかりです。
球団マスコットの役割
結論を先に述べると以下の3つです。
- 試合中のインターバルに行われるパフォーマンス
- 場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝
- 観客にエンターテインメントを提供する
つば九郎をはじめマスコットは球団にとって欠かせない存在です。ただ着ぐるみを着てグランドに立っているわけではありません。毎試合出場するのは、それだけ球団から大きな役割を担っているからです。1つずつ解説していきます。
試合中のインターバルに行われるパフォーマンス
球場に足を運んでくださったお客さんにバク転などアクロバティックなパフォーマンスで球場を盛り上げるのが表向きの1番の仕事でしょう。着ぐるみの中の人は元プロ野球選手で、そのまま球団職員として働いている人なんて噂もあります!そのくらいマスコットは試合中、動いて、走って、手を振ります。私個人の見解ですが、選手よりも試合中の運動消費量は大きいかと思います。
ある体操選手曰く、
「着ぐるみを着てバク転できるのはすごい!できて当たり前のように思われるバク転も着ぐるみをきて視野が狭い状態でできるのは、並大抵のことではないでしょう。」とのこと。
場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝
試合中のイベントではもちろん活動していますが、そのほか、試合以外での活動もたくさん行っています。例えば、他球団のホームグランドでの試合はもちろん選手と帯同して遠征に行くこともあります。
地元・東京や関東近隣で行われるイベントには参加して地域貢献活動に役立っています。九州のヤクルトを生産している工場に訪問にも行ったりしてます。また、選手と触れ合うことで試合中は真剣な表情している選手にも笑顔が見れてファンからすると
「こんな一面もあるんだ!?」
といいギャップになり、益々選手のファンになります。そういった選手を宣伝する広告塔でもあるのです。
つば九郎の2000試合出場を記念に神宮外苑内に「つば九郎ハウ巣」が誕生しています。約40平米、1LDK の平屋。入場料無料なのでぜひフォトスポットで足を運んでみてください。
お客さんにエンターテインメントを提供
先ほどの試合のインターバルのパフォーマンスにもつながるのですが、お客さんにエンターテインメントを提供することが何より人気に繋がります。毎試合に、観客に向かって試合の間、ずっと手を振り続けるのはアイドルと同じです。
選手、マスコットにとっては1年の140試合の中のたったの1試合かもしれない1日。足を運んで下さったお客さんにとっては1年に1回のイベントかもしれない。数ヶ月前から、予約して楽しみにしていた1日なのです。そんなお客さんが満足して帰れるように最大限のパフォーマンスとエンターテインメントを提供することがマスコットには求められています。
活動の裏側
最後につば九郎はじめ、マスコットキャラクターの活動の裏側について迫りたいと思います。ゆるキャラのようなマスコットキャラクターはお客さんの前では、手がおかしくなるくらい手を振ったりして振る舞っていますが、実はアイドル並みの活動をしており以外にも激務です。
そんな激務を感じさせないマスコットたちは本当にエンターテインメントだなと思います。
激務な理由は以下の通り
・1週間のうち、6日試合が行われる
・シーズン中は週休1日
・6日連続でグランドでバク転やアクロバティックを披露
・外野からベンチまで走る
・チアガールと応援ダンスも踊る(振り付けも覚える)
・試合中はほぼ着ぐるみを着てスタンバイ
あの可愛らしい見た目からは到底思えない活動量だと思いませんか?当然、試合の主役はあくまでプレーしている選手たちなのでマスコットキャラクターにスポットが当たることは殆どないので、球団の縁の下の力持ちです。披露するパフォーマンスはぶっつけ本番ではできないので裏ではものすごい練習をしてグランドに立っていると思います。
8月にはドアラが体調不良で1週間休養したとのニュースが入り、そこで野球ファンの方もマスコットの激務を知るきっかけになったのではないかと思います。
ニュース記事の内容で激務の裏側を簡単にまとめると以下の通りです。
- マスコットには、高度な身体能力が求められている
- 日給は5万円から2万円ほど
- 契約を結んでいると月50万もの報酬を受け取っている
- ホームランが出たらパフォーマンスがあるため試合中は脱がず常にスタンバイしている
誰もが一度は行ってみたいディズニーランドの着ぐるみは
「観客の夢を壊さないために、着ぐるみの中に人がいると思わせてはいけない」
と流儀があるほどです。そのくらいプロフェッショナルでお客さんの前に立って披露していると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の内容を簡単にまとめると
- つば九郎(マスコット)は球団の顔でありファンとの架け橋になっている
- 作り込まれたプロフィールが存在する
- 自由奔放で問題児だから目が離せない
- SNSのフォロワー数はインフルエンサーに匹敵する
- 活動は実は激務
ある種、プロ野球選手のような一流の人しか、年中着ぐるみを着て観客の前でパフォーマンスをしてファンを喜ばせることはできないと思います。体には気をつけてもらい、今後のマスコットのご活躍にも注目です。
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