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プロ野球

【阪神タイガース】語り継がれる栄冠と歴史について徹底解説

阪神タイガース、その輝かしい歴史と現在の活躍。一体どうして阪神は応援されるのか、何が彼らを特別な存在にしているのか。

過去と現在を織り交ぜ、彼らの魅力と成功の秘密に迫ります。野球愛溢れる情熱、80年以上語り継がれる伝説、想像を絶する敗北の数々から掴んだ栄冠への歩み。阪神タイガースの魅力を探り、彼らの成功がもたらす魅力に迫り、阪神について詳しく知りましょう。

このコンテンツでは阪神タイガースの球団紹介すると同時に以下のような情報が得ることができます。

・阪神タイガースとはどんな球団なのか
・球団の歴史
・球団の優勝、成功と栄光
・現在のチームの展望について

タイガースってどんな球団?

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
阪神タイガースの国旗
出典:Amazon

まずはタイガースがどんな球団のか、ファンではない人にも知ってもらえるように紹介します。

所属リーグセ・リーグ
本拠地阪神甲子園球場(兵庫県)
2軍グランド阪神鳴尾浜球場(兵庫県西宮市)※24年シーズンまで
キャンプ地高知県安芸市、沖縄県宜野座村
創設した年1935年12月10日
運営している母体株式会社阪神タイガース

創設87年が経つ歴史の長い球団です。そのため歴代チームの歴史は今でもファンの中で語り継がれています。球団の親会社は阪神電気鉄道です。阪神ホールディングスの子会社として球団も持っているという形で運営している。

2軍のグランドは25年シーズンから尼崎市・小田南公園に移転します。ファームの本拠地として、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎、タイガース練習場、室内練習場、選手寮兼クラブハウスを備えた「ゼロカーボンベースボールパーク」の建設が今進めています。

年表からみる球団の歴史

次に80年以上の長い歴史と伝統のある阪神タイガースのこれまでのあゆみを振り返ります。

これまで順風満帆な球団経営ができていたわけではありません。歴史に残るワースト記録の更新や最下位の連続から這い上がり輝かしい栄冠を掴んでいます。

大阪タイガース

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
阪神の結成時のポスター
大阪タイガース結成時のポスター 
出典:東洋経済オンライン

1936年に球団創立します。当時はチーム数が少なく1つのリーグで春季、夏季に分かれてそれぞれのシーズンで優勝したチームが年度優勝決定戦(現・日本シリーズ)で日本一を決めていました。

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
大阪タイガース当時のユニフォーム
当時のユニホーム 
出典:日刊スポーツ

 発足から2年目で秋季リーグで優勝し、年度優勝決定戦で巨人を破り日本一を達成した。翌年では春季リーグで優勝し再び年度優勝決定戦で巨人を破り、2連覇を飾った。この時の勝率はなんと.829!プロ野球史上シーズン勝率最高記録を樹立しました。

阪神

創立4年目で球団名を変更しました。変更の背景は当時、日本はアメリカと戦争中でした。日米の関係の悪化に伴い野球連盟の方針で英語は敵性語とされていたため自粛したのです。

1940年〜45年は戦争の激化により、選手の徴兵が行われ選手数が不足しました。そんな中、監督兼投手の若林忠志が当時37歳とベテランの領域に差し掛かるもシーズンの35試合のうち31試合を投げてタイトルを総なめした。チームは3度目の優勝を飾った。1945年3月に活動を停止した。

大阪タイガース

1945年8月に終戦した日本。1946年から再び活動を再開した。「ダイナマイト打線」と呼ばれる強力打線で相手チームを圧倒し、4度目の優勝を手にする。しかし、1950年にリーグ制になり球団が続々と設立します。それに伴い、打線の主軸の選手を含むレギュラーの2/3が移籍して打線は崩壊した。

阪神タイガース

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
阪神タイガースのユニフォーム
出典:阪神タイガース

1960年に球団名を阪神タイガースに変更します。変更の経緯は大阪だけではなく、兵庫県にもファンが多いことから大阪-神戸をまたぐ阪神に変更しました。

1960年〜1990年

1962年、1964年とリーグ優勝を果たした。しかし2度目の優勝から9年、巨人に9年連続リーグ優勝を許してしまった。その後、チームの低迷期が長く続いた。1978年には球団創立初となる最下位に転落した。

 しかし、再びダイナマイト打線が復活します。

  • 3番 バース
  • 4番 掛布
  • 5番 岡田

がクリーンナップに座るニューダイナマイト打線で得点を重ねて21年ぶりのリーグ優勝を果たした。1リーグ制から58年ぶり、2リーグ制になって初の日本一を達成し、昭和最後のセ・リーグ日本一球団となった。

 1987年には球団マスコット「トラッキー」が誕生した。

1990年〜2023年

トラッキーが誕生した1987年から2001年にタイガースの大低迷期が訪れることになります。15年間で10回の最下位と屈辱を浴びる。阪神の暗黒時代に突入します。

1991年には開幕から5連敗、球団ワースト記録になる12連敗、シーズン84敗を喫した。あまりの敗北に客足が遠のき、観客動員数は200万人割れで球団初の赤字になるなどの衝撃的な負け越したシーズンを送った。

2002年に星野仙一さんが監督に就任します。2年目にはセ・リーグ史上最速のマジックを灯し、9月15日に18年ぶりのリーグ優勝を飾った。

2005年に現在監督を務めている岡田彰布さんが就任され2年ぶりのリーグ優勝に導いた。

2010年、城島健司、ランディ・メッセンジャー、マット・マートンがチームに加入した。補強が大当たりし、チーム成績は見違えるほどよくなった。

  • 球団記録となる1試合22得点を挙げる
  • チーム打率は.290と最高打率を更新
  • 3割バッター、打点90得点を残した選手が5人ずつ
  • シーズン安打170安打以上が4人

と前代未聞の成績を誇り手に負えない打線と成長した。

2012年は首位巨人と31.5ゲーム差をつけられてシーズン終了した。12年シーズンはチーム本塁打58本とリーグ最少だった。ドラフトでは現在メジャーで活躍する藤浪晋太郎投手を獲得した。

2014年に阪神の選手が輝きます。

  • マートンが首位打者
  • ゴメスが打点王
  • メッセンジャーが最多勝利
  • 呉昇桓(オ・スンファン)が最多セーブ
  • 福原忍が最優秀中継ぎ投手

と5選手が5つの部門でタイトル獲得した。

2017年・鳥谷敬が通算2000本安打を達成した。
2018年・17年ぶりのリーグ最下位となった。平成最後のリーグ最下位球団と同時に平成で日本一になれなかった球団だった。

2019年にはレギュラー選手の半数に歴史に残る成績を残した。

  • 藤川球児が通算150セーブ・150ホールドを達成
  • 西勇輝が球団初の投手部門のゴールデングラブ賞を受賞
  • 梅野隆太郎が123個の盗塁阻止で日本記録を樹立
  • 近元光司が新人ながら159安打で新人安打記録と盗塁王を同時に獲得

2022年

  • 開幕9連敗とリーグワースト記録を塗り替える
  • 開幕13試合のうち10敗と負け越し16試合のうち勝率.067とセ・リーグ史上初の最低勝率を樹立した
  • 開幕25戦のうち20敗、54ゲーム目にして自力優勝が消滅した
  • 記録的な成績不審に陥った

ここ10年の阪神の戦績を振り返るとファンの方は「あ〜、そんなこともあったな」と懐かしい気持ちになると思います。年代別に振り返ると阪神は強い時期と成績不振に陥る波が激しいですね。

ファンなら知らないと恥ずかしいできごと

ここからはわたしから阪神タイガースファンならこのこの歴史だけは知っておいて欲しい!という出来事を厳選しご紹介します。もはやこれを知らずファンは語れないと思った方がいいです!

前代未聞のバックスクリーン3連発

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
バース、掛布、岡田のバックスクリーン3
連発
左からバース、掛布、岡田 
出典:阪神タイガース

 阪神ファンなら「バックスクリーン3連発」と聞いただけでどんな出来ごとだったかを知っておく必要があります。

結論からどんな出来ごとだったのかをお伝えすると当時の阪神打線は「ウル虎戦士」と呼ばれる強力打線で当時の巨人のエース槙原投手から3番バース、4番掛布、5番岡田の3者連続バックスクリーンにホームランを叩き込んだ。球史に残る記録だ。

実際の映像はこちら

1985年の阪神打線は「ダイナマイト打線」と言われるほどの驚異的な打線だった。そんな打線で臨んだ1985年シーズンの4月17日の巨人戦でホームランを3連発叩き込んだ。その勢いのまま開幕から快勝を続けた。シーズンホームランのセ・リーグ記録を219本に更新した。そのうち、バース、掛布、岡田の打ったホームラン数は以下のとおり。

  • バース 54本
  • 掛布  40本
  • 岡田  35本
  • 合計  129本

 また、3番に座っていたバースは球団初となる三冠王にも輝き、「神様、仏様」と讃えられるほどのバッターだった。三冠王に輝いた時の打率.389は未だ破られていない。

バース選手についてはこちらのコンテンツで詳しく紹介しています。

阪神の鉄人〜ギネス世界記録保持者〜

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
阪神の鉄人・金本知憲
出典:子ども応援便り

お次は阪神の鉄人こと、金本知憲です。金本のプロフィールは以下のとおり。

  • 1968年11月3日生まれ(55歳)
  • 広島県広島市出身
  • 広陵高校-東北福祉大学-広島-阪神

金本さんは高校時代、広島高校に受験するも不合格で広陵高校に入学します。進路は法政大学でした。しかしトライアウトのスケジュールは8月なのに12月と監督から偽の情報を伝えられてしまい、浪人生活へ。その翌年は中央大学のトライアウトを受けようとしていたのですが、中央大学には浪人生の推薦枠はないのにも関わらず、「推薦で入学できると」はたまた監督から騙されてしまう。東京ヤクルトの入団テストを受けるも不合格だった。一般受験で東北福祉大学に進学します。4年連続で全国大会に出場するなど成績を残し、91年ドラフトで広島カープから4位指名を頂き晴れてプロの扉を叩いた。

屈辱的な思いをしながらも野球を諦めずプロの世界へ飛び込んだ金本選手。過去の悔しい出来ごともあったからこそ人一倍試合でプレーすることへの欲がありました。ちょっとやそっとでは挫けない、骨折してでも打席に立つ。今の時代にそれほどの熱意のある選手はいません。

金本さんが打ち立てた日本記録、世界記録は以下のとおり。

  • 1002打席連続無併殺打
  • 1492試合連続試合イニング出場
  • 13686連続イニング出場

 並大抵の選手では成し遂げることのできない数字を残しています。連続出場が途切れた背景は外野プレーで選手間の接触で右肩を負傷して、騙し騙しでやっていたが、思うようなプレーができずチームに迷惑がかかると自らスタメンを外れたのだった。

骨折しながらも片手でヒットを放ったシーンはこちら

 金本さんが引退会見で「1番誇れる記録」と聞かれ1002連続無併殺打をあげています。
打率が下がるところで全力で走って、ゲッツーにならなかった。全力でプレーしフルイニングよりも誇りに思うと語っています。チームのために手を抜かなかった証である。野球に対してどれだけ真摯に取り組んでいたか。その真剣さで誰にも負けないという自分の心に対しての誇りです。

甲子園が唸った!火の玉ストレート

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
火の玉ストレートの藤川球児
出典:デイリースポーツ

火の玉ストレート。この言葉を聞いてファンの方ならすでに誰のことを指しているのかがわかっていないといけないです。お察しのとおり、藤川球児です。

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
藤川球児
出典:web Sportiva-集英社

藤川球児のプロフィールは以下のとおり。

  • 1980年7月21日生まれ(43歳)
  • 高知県高知市出身
  • 高校時代に兄弟バッテリーで甲子園に出場
  • 1998年ドラフト1位指名
  • 高知商業-阪神-カブス-レンジャース-高知ファイティングドックス-阪神

名前の球児の由来は「父の草野球でノーヒットノーランを達成した次の日に生まれたから」そのご縁から名付けられた。プロ入り後はセットアッパーのポジションに定着し、強打者相手にも臆することなく、ストレートで空振りを取ることから藤川球児のストレートには「火の玉ストレート」と名付けれらた。ストレートを武器にNPB初となる同一投手による150セーブ・150ホールドを成し遂げたセーブ数も235とNPB最多記録を保持している。

入団会見で「10年後には優勝を3回、そのうち1回は胴上げ投手を経験しているはず」と豪語してプロの扉を叩いた。

入団6年目から背番号22となり、セットアッパーに定着します。セットアッパーは8回を投げるリリーフピッチャーのことを指します。2006年、2009年と開催されたWBCにも召集されています。

 その後メジャーのマウンドに上がるも故障し思うような結果が出せず、名門・ヤンキースとの契約寸前でメディアカルチェックに引っ掛かり、破談となり帰国した。「地元の子どもたちに夢を与えたい」という思いから阪神からオファーを断り高知の独立リーグへ挑戦した。

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
独立リーグ時代の藤川球児
独立リーグのマウンドで投げる藤川球児
出典:毎日新聞

その後、阪神に復活し再びセットアッパーに定着し史上46人目となる1000奪三振を記録した。2019年には日本初となる同一投手による150セーブ・150ホールドを達成した。さらに日本プロ野球最多となる235セーブを記録している。

古参球団の逆襲〜球団の成功と栄光〜

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
球団の成功と栄光について
出典:デイリースポーツ

タイガースの球団としての成功と栄光について振り返ります。80年以上続く球団の歴史は長く、しかし順風満帆の歴史を歩んできたわけではありませんでした。

創立から優勝常連チームへ。そこからリーグ優勝、日本一が遠ざかりBクラスへ転落しリーグワースト記録を次々と更新してきた。どん底から這い上がってきたタイガースの歴史をご覧ください。

闘将の力で弱小球団を再建!

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
優勝へ導いた闘将・星野仙一
出典:産経ニュース

1998年〜2000年と球団初となる3年連続最下位だったタイガース。そんなチームにある闘将がチームを変えます。その名も星野仙一。

星野監督が就任した背景は次のとおり。

  • 1991年から成績不振が続く
  • 球団ワースト記録を次々と更新
  • 客足が遠のき赤字になる始末
  • 前監督野村克也さんでもBクラスのチーム

そんなどうしようもできなかったチームに全監督である野村克也さんが
「負け癖のある今の状態の阪神を再建できるとすれば熱血指導の星野だ」
と野村さんが推薦していた。野村さんと星野さんのチームは作りは異なる。

・野村さんは”弱者が強者に勝つ野球”
・星野さんは”弱者を強者にする野球”

弱いチームの選手を鍛えて戦うためにチームに大変革を起こします。就任1年目のオフにはレギュラーメンバーを含めた24選手をチームから放出して、広島の金本をはじめとする選手やコーチ陣をガラリと変えた。

その施策は大当たりし、2003年に盤石な力でリーグ史上最速となる7月8日にマジックを灯し18年ぶりにリーグ優勝に導いた。現役時代はには「巨人キラー」と呼ばれており、優勝したシーズンで18年ぶりに巨人に勝ち越したのだ。

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
優勝へ導いた星野仙一
胴上げで宙に舞う星野仙一
出典:サンスポ

ファンが選ぶ阪神名監督では2位と倍以上の差をつけて1位に選ばれている。

2度に渡る監督就任で最下位からリーグ優勝!

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
優勝へ導いた岡田監督
胴上げされる岡田彰布監督
出典:毎日新聞

星野監督が退任されてから次の監督には現在監督を勤めている岡田彰布が就任します。第一次政権です。その時もチームを優勝に導きました。そして、今日22年シーズンでは記録的な成績不振に陥ったチームを見事23年シーズンで優勝に導きました。

岡田監督が就任する前に指揮を執っていた星野さんが健康から当時2軍監督を務めていた岡田彰布が1軍監督へ就任した。球団初の大阪府出身である。

就任2年目でJFK(ジェフ・ウィリアムズ→藤川球児→久保田智之)と言われた勝利の方程式を編み出したりと改革を行う。

日本一に導いた岡田監督の名言語録集も特集記事にあります。
併せて岡田監督の名言・語録集もご覧ください。

岡田さんの凄いところは勝敗の責任を監督が背負う姿勢だ。打たれたら、サヨナラの場面でマウンドにいき「もう打たれよ!打たれてもお前は悪くないからな。オレが責任持つからムチャクチャにほうったれ!」と選手に檄を飛ばしたり、中日の落合監督との試合で負けたインタビューでは「今日は監督の差で負けた」とコメントしている。

勝ったら選手のおかげ、負けたら監督のせい。その姿勢を監督生活で貫いている。そして2023年。再び監督に戻ってきた岡田さんは負け癖のあったチームを18年ぶり6度目となるリーグ優勝に導いた

阪神の監督として2度のリーグ優勝を達成したのは59年ぶりのことだ。そして59年ぶりの関西ダービーとなった日本シリーズでは最終戦まで決着が付かない痺れるゲームとなり4勝3敗で38年ぶりの日本一に導いた。

優勝を決めてマウンドに集まる阪神ナイン
出典:毎日新聞

球団カルチャーとファン愛

球団は野球だけではなく、子どもたちの憧れでもある選手たちとの交流や協力も大事にしています。シーズンオフになると地元の地域に選手が出向いたりすることがあります。ここではタイガース独自の文化やファンとの交流について話します。

選手による自主的活動

阪神の選手は自主的に社会貢献活動を行っています。地元の学校訪問や動物保護団体への寄付金など選手それぞれが様々な地域に貢献を行っています。

選手寄付した場所寄付金額
秋山拓巳公益社団法人アニマル・ドネーション100万円
坂本誠志郎母校の小学校にオンライン講演会
青柳晃洋地元横浜市鶴見区に訪問・児童とキャッチボール130万円
岩貞祐太熊本県益城町155万
原口文仁神戸市内の医療ケア施設33万円

プロ野球選手とイメージすると豪遊して美女と遊んだりしているのを想像するかもしれません。中にはそういう選手もいるでしょう。しかし、阪神の選手をはじめ一流の選手は自ら支援活動を行っています。

 例えば、ピッチャーだと試合で三振を取るにつき支援金を送ったり児童にランドセルをプレゼントしているピッチャーもいます。バッターだとヒット一本、打点を挙げるごとに寄付金を贈るなどファンに支えてもらっているという感謝の気持ちも込めて最大限、社会に貢献をしています。

運動神経抜群のトラッキー

タイガースを語る上で外せないのが球団マスコットのトラッキーだ。ファンからも人気がありその親しみの持ちやすマスコットだ。トラッキーの抜群の運動神経は球界随一だ。披露されるバク転は観客の目を射止めます。

選手以上に試合の出場回数が多く、球団の大御所でもあるのだ。名前の由来はタイガースの「トラ」と「ラッキー」の語呂合わせ。

現在のチームと今後の展望

最後にタイガースのこれからについて話します。現在のチーム状況を把握した上で、今後の動向から誰が未来のタイガースを背負っていくのかを根拠をもとに解説していきます。

現在のチーム状況

2023年の成績は以下の通り。

順位1位
勝率.616(1位)
チーム打率.247(1位)
防御率.266(1位)
得点555(1位)
失点427(1位)

ここからわかることは

・投打ともに優勝に相応しいチーム
・リーグ戦で全ての球団に勝ち越している
・打線、投手、ともに力を発揮している

昨シーズンまで次々と球団ワースト記録を更新していた球団とは思えない成績を残しています。盤石の強さを誇ったタイガースを担う選手は次の通り。

主力選手の紹介

投手

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
阪神の投手・村上頌樹
村上投手
出典:web Sportiva-集英社
  • 村上頌樹
  • 大竹耕太郎
  • 岩崎優

これだけ失点が少なく、全チームに勝ち越している大きいな要因は2桁勝利を挙げている先発投手が3人もいることだ。特に村上投手は防御率トップで伊藤投手も10勝を挙げ、防御率は5位だ。継投で試合がひっくり返ることがなく、安定感のある守護神の岩崎が試合をまとめ上げることができるのが盤石な強さの源だ。

野手

【阪神タイガース】ファン必見!球団について徹底解説
阪神のリードオフマン・中野拓夢と近元光司
左・中野選手 右・近元選手 
出典:CoCoKARAnext
  • 近元光司
  • 中野拓夢
  • 大山悠輔

今年の阪神はスターティングメンバーの固定化をした。その中でも上記にあげた3人は1番から3番を打った選手だ。大山はチームトップの打率を誇り、1、2番を打っている2人も.285と高い打率を誇っている。クリーンナップの前にランナーが出ていることが得点につながっている。1、2番の機動力と出塁率の高さが得点の高さにつながっている。

最後にタイガースの今後の展望についてお話します。2023年ドラフト会議と24年シーズンの予想の2つについて予想していきます。

ドラフトから考える育成計画

過去3年で1位指名した選手は以下の通り。

  • 2020年 佐藤輝明 内野手
  • 2021年 森木大智 投手
  • 2022年 森下翔太 外野手

と野手は即戦力ですでにスタメン起用をされている選手がいます。そして2023年のドラフトで指名された選手は以下の通り。

  • 1位 下村海翔 投手
  • 2位 椎葉剛  投手
  • 3位 山田脩也 内野手
  • 4位 百崎蒼生 内野手
  • 5位 石黒佑弥 投手
  • 6位 津田淳哉 投手

今年はスタメンの固定化で出場機会の少なかった選手は多かった。ドラフト上位には即戦力の投手と高校生の内野手を指名している。

 来年も同じように先発が2桁勝利を挙げてくれると軽い考えではなく、分析されて今年のような戦いはいかないと考えがあっての指名だと考えれる。投手力は今年よりさらに強さをより強固なものにしたいのだろう。

2024年シーズンの展望

まずは現在行われている日本シリーズでオリックスとの勝負があります。その結果がどうであれリーグ優勝したチームが次のシーズンでBクラスに転落するのはよくある話です。どれだけキャンプから気を引き締めて取り組めるかが鍵になります。今年の優勝に酔い浸っていたら24年シーズンでは痛い目を見ることになるでしょう。岡田監督の監督としての手腕を発揮される一年になるでしょう。

まとめ

今回はタイガースファンに向けた球団紹介のコンテンツでした。この記事をきっかけにタイガースの歴史や今チームはどんな状況なのかを知ってもらえたと思います。今回のまとめをすると、

・タイガースは80年以上の歴史を持つ伝統のある球団
・ファンの歴史に覚えて欲しいのは、
1・バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発
2・ギネス記録保持者の金本さん 
3・火の玉ストレートでお馴染みの藤川球児
・阪神の優勝を語る上で外せない人は故人・星野仙一と現監督である岡田彰布
ファンとの交流も深く、選手自ら支援活動に励んでいる。

今はソフトバンク、DeNAといったIT企業が球界をリードしているかのように思われますが、古参球団であるタイガースはポテンシャルが高いチームです。

甲子園球場の阪神ファンの声援は凄まじく、選手だけではなく、チーム一丸となって戦うのが阪神です。まずは23年シーズンの日本一、そして24年シーズン更なる強さで圧倒できるチームになり、連覇が狙える古参球団の意地を見せつける時です!

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