プロ野球の試合の合間にパフォーマンスで試合を盛り上げたり、チームとファンとの架け橋になっている、まさに球団の顔とも言えるマスコットキャラクター。そんな中でも最も人気を誇るドアラ。
そのドアラはなぜ人気なのか?そしてドアラの凄さについて話していきます。
この記事を読んだ後には
・ドアラが好きになる
・ドアラの圧倒的人気の理由がわかる
・マスコットの仕事の重大さと役割を知ることができる
プロフィール
お待たせしました!今回の本題、ドアラの誕生と経歴についてご紹介していきます。
誕生年 | 1994年 |
背番号 | 1994年 |
性格 | 気弱/引っ込み思案/お調子者 |
生年月日 | 1994年4月9日 |
身長/体重 | アジア頂点cm/圧倒的存在感kg |
好きなもの | 手羽先、コーン |
苦手なもの | 味噌カツ、梅ほし |
趣味 | 写真撮影 |
ポジション | アクション担当 |
年齢 | アルコールOKの歳 |
年収 | パンを現物支給 |
球団マスコットの中で最も人気のあるドアラ。
誕生秘話
ドアラが誕生したきっかけは当時の広告代理店「大広」のドラゴンズの担当者が
「グランドでコミカルに演じるマスコットが必要」
と球団に説いたことがきっかけです。名前の通り、ドアラは「コアラ」をモチーフにしているキャラクターです。なぜ、ドラゴンズなのにコアラか、不思議と思いませんか?その理由本拠地・名古屋が日本で初めてコアラが来日したからです!
今では東京の上の動物園でも人気のコアラですが、日本初のコアラ来日は名古屋なのです。
キャラクターの特徴
ドアラの特徴は以下の通り
- 見た目はコアラ
- 胴体は細身の引き締まったヒトの形
- 青くて丸い大きな尻尾がある
- 体色はチームカラーでもある青
- 耳がとても大きく白く長い耳毛を生やしている
- 眉は太く垂れている
- 口がいつも無機質で笑っており、奇妙
マスコットの中でも1番ではないかと思うくらいアクロバティックな動きが多いのがドアラです。
球団とは、「体力が続く限り」と終身契約を結んでいます。
選手との関係
球団でも最も人気のあるドアラ。ドラゴンズの選手だけではなく、他の球団の選手、他球団のマスコットからもいじられキャラとして愛されています。
そんな愛されてやまないドアラと最も仲の良かった選手というと引退された森野将彦さんでしょう。現役時代から仲が良く、ベンチ前でお互いに笑顔でじゃれあう姿がアップロードされています。
中日スポーツの不定期コラム「ドアラのつぶやき」では
「僕のことを可愛がってくれている」
と森野との仲の良さをアピールするほどです。さらにインタビューで関係性を聞かれた際にには
「親友」
と答えた。しかし、ドアラはしゃべらないので話している言語は謎である。また、意外なのは、中日で監督を務めていた落合博満さんとも関係があったのです。監督時代、無口で冷静沈着で誰も寄せなかった落合さん。
しかし、落合さんとだけ唯一喋っていたのがドアラです。主に私生活のことを喋っていたと落合さん自身が明かしています。
人気の理由
どのマスコットキャラクターも個性が溢れていてどのマスコットも球団のファンに人気が集まりそうですよね。しかし、ドアラは毎年のように人気上位を維持しています。その人気の理由、気になりませんか?私なりの見解ですが、解説していきます。
SNS 活動
1番はSNSでの活動が盛んなことが人気にもつながっているのだと思います。8月27日現在でツイッターのフォロワー数は驚異の11万人越え。
ドアラ オフィシャル (@doalaofficial) · Twitter
さらにインスタグラムは12.4万人。
https://www.instagram.com/doalaofficial/
広島カープの新井監督のフォロワー数よりも多いのです!さらにフォロワー数が多いだけではなく、日々の更新でいいねの数も平均で1万いいねを獲得しております。
SNSがなぜ人気の要因に繋がるのか?それはファンの身近な存在になっているからです。これだけのフォロワーがいるなら、ドラゴンズファンだけではなく中には「ドアラファン」も存在していると思います。これは球団がSNS 戦略を練り、地道に努力した証だと感じます。
SNS 活動以外でもアベマブログ通称:アメブロでも欠かさず更新しており、よりファンとの距離が近いのが人気の秘訣ではないかと思います。
人間味がある
私はここが大きいかなと思います。どうしてもプロ野球選手だと雲の上の存在で画面越しでしか見れない人ばかりに思う人も少なくないです。しかし、プロ野球団の一員ですが、あれほど身近な存在のキャクターはいません。ゆるキャラでもあり、子供だけに人気があるわけではありません。大人の方にも人気があってそれは、グッズの売り上げにも顕著に出ます。
球団マスコットの役割
ドアラの紹介の前に、大前提マスコットもただ着ぐるみを着てグランドに立っているわけではありません。マスコットは球団から大きな役割を担っています。結論から言うと、球団にとって欠かせない存在です。球団だけではなく、地域の貢献活動も担っています。
そんなマスコットの役割は以下3つです。
- 試合中のインターバルに行われるパフォーマンス
- 場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝
- お客さんにエンターテインメントを提供
一つずつ解説していきます。
試合中のインターバルに行われるパフォーマンス
球場に足を運んでくださったお客さんにバク転などアクロバティックなパフォーマンスで球場を盛り上げるのが1番の仕事です。着ぐるみの中の人は元プロ野球選手で、そのまま球団職員として働いている人なんて噂もあります!そのくらいマスコットは試合中、動いて、走って、手を振ります。私個人の意見ですが、おそらく選手よりも試合中の活動量は大きいかと思います。
体操選手曰く、あの大きい頭をしてバク転できるのはすごいとのこと!できて当たり前のように思われるバク転も着ぐるみを着てできるのは並大抵のことではなさそうですね!
場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝
試合中のイベントではもちろん活動していますが、そのほか、試合以外での活動もたくさん行っています。例えば、他球団のホームグランドでの試合はもちろん選手と帯同して遠征に行くこともあります。
地元・名古屋で行われるイベントには参加して地域貢献に役立っています。また、選手と触れ合うことで試合中は真剣な表情している選手にも笑顔が見れてファンからすると
「こんな一面があったのか!?」
といいギャップになり、益々選手のファンになります。そういった選手を宣伝する、広告塔でもあるのです。さらに、名古屋ドームの屋外にはドアラが名誉店長を務めるドアラカフェというものが存在します!
ドアラカフェは2015年にオープンしました。野球の観戦チケットを持っていなくても入店できるので、ナゴヤドーム周辺に来た際にはぜひ!立ち寄ってみてください!
お客さんにエンターテインメントを提供
ここは、先ほどの試合のインターバルのパフォーマンスにもつながるのですが、お客さんにエンターテインメントを提供することが何より人気に繋がります。毎試合に、観客に向かって試合の間、ずっと手を振り続けるのはアイドルと同じです。
選手、マスコットにとっては1年の140試合の1試合かもしれない一日。足を運んでくださったお客さんにとっては1年に1回のイベントかもしれない。数ヶ月前から、予約して楽しみしていた1日なのです。そんな、お客さんが満足して帰れるように最大限のパフォーマンスとエンターテインメントを提供することがマスコットには求められています。
活動の裏側
では、最後にドアラのみならず、マスコットキャラクターの活動の裏側について迫りたいと思います。可愛い顔をして明るく振る舞っているマスコットたちですが、本当はアイドル並みの活動をしていて激務なのです。
- 1週間のうち、6試合シーズン中はある
- シーズン中は週休1日の計算になる
- 6日連続でグランドでバク転などアクロバティックを披露する
- 外野からベンチ前まで全力疾走することもある
- チアガールと応援ダンスも踊る(振り付けも覚える)
これだけ聞いてお分かりでしょうが、ものすごい運動量になっていると思いませんか?当然、試合の主役はあくまでプレーしている選手たちなのでマスコットキャラクターにスポットライトが当たることはほとんどないので、球団の縁の下の力持ちでもあるのです。披露するものはぶっつけ本番ではできないので裏ではものすごい練習もしていると思います。
今月の6日にはドアラが体調不良で1週間休養していたとのニュースが入り、そこでマスコットの激務を知るきっかけにもなったのではと思います。
ニュースの記事を読むとマスコットたちの激務の裏側を簡単にまとまると以下の通りです。
- マスコットには、高度な身体能力が求められている
- 日給は5万円から2万円ほど
- 契約を組んでいると月50万もの報酬を受け取っている
- ホームランが出たらパフォーマンスがあるため試合中は脱がずスタンバイしている
ディズニーランドの着ぐるみでは
「観客の夢を壊さないために、着ぐるみの中に人がいると思わせてはいけない」
と流儀があるほどだ。おそらく球団マスコットもそれと同じくらいのプロフェッショナルでパフォーマンスをしているのでしょう。その激務が顕著になったのが、ドアラの名物でもある7回裏の”バク転タイム”は昨年の2月に廃止を発表しています。
それほど、体へのダメージが大きいのでしょう。そんなドアラをはじめ、マスコットの活動も少しでも軽減して行った方が良いのではないかなと思います。
まとめ
今回の内容を簡単にまとめると
- ドアラは球団の顔でもありファンとの架け橋になっている
- しっかり作り込まれたプロフィールが存在する
- 選手とも関係があり、実は落合さんとも関係があった
- SNSのフォロワー数は20万人越え
- 活動は実は超激務
ある種、プロ野球選手のような一流の人にしか、年中着ぐるみを着て観客の前でパフォーマンスをしてファンを喜ばせるのはできないと思います。体には気をつけて、マスコットのご活躍にも注目です!
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