7月に入り、続々と各地方で甲子園出場をかけた予選大会が繰り広げられています。
そして、甲子園という夢半ばで引退していく3年生も全国に数えきれないほどいます。
野球を引退して何も残らない、そんな野球人生にはしたくないですよね。
このまま負けたままで終わってたまるか!と完全燃焼しきれていない選手も一定数います。
そんな熱い思いを持った高校球児に今回は、引退してから活躍するための秘訣や社会に出て持っていてほしいマインドをご紹介します!
何か一つでも印象に残り、がんばる原動力になってくれたら嬉しいです!
この記事を書いた人
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高校野球名監督の名言5選
まずは甲子園に導く名監督の名言をご紹介します。
甲子園に導く指導者たちは一体どんな言葉をかけ、人間形成しているのかがわかります。
明豊高校 川崎絢平監督
ここでこの1本、1球を克服しておかないと、あとひとつの勝利を手にすることはできない
ツムツムコメント
野球をしていたり、見ている人は一度は次のようなことを思ったことはありませんか?
「あの場面でゴロを捕れていれば」
「あのボールに手を出さなければ」
「あの時違う球種を投げていたら」
野球の勝敗は紙一重の差で変わります。
練習でおろそかにした一球は負けを呼びます。
最後の打席、ここ1番というときにおろそかにしてきた選手に打席が回ります、ボールが飛んできます。
試合に勝ちたいなら練習の”たかが一球”をおろそかにしてはいけない。
横浜高校 渡辺元智名誉監督
目標がその日その日を支配する
ツムツムコメント
全国にその名を轟かせる神奈川県の強豪・横浜高校で40年以上にわたって 野球部の監督を務めた渡辺終身名誉監督もまた、全国に名の知られた存在です。
数多くの卒業生をプロに送り出してきた渡辺監督が座右の銘とするのは
「目標がその日その日を支配する」
という言葉。
目標によって行動は変わる。
覚悟も変わる。
目標を持たない行動は、無駄に終わることも多い。
この言葉は横浜高校創立者・黒土四郎氏の言葉だというが松坂大輔など、プロの第一線で活躍する同校のOBの選手たちを育てた名言でもある。
目標がないただの行動は「頑張っている気になっているだけ」理想を持って目指しましょう。
星稜高校 山下智茂名誉監督
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
ツムツムコメント
松井秀喜をはじめ、多くのプロ 野球選手を育てた山下智茂名誉監督。
野球だけではなく、人間教育を重視した教師としても知られています。
その山下監督が当時高校生だった松井秀喜に教えたのが上の言葉です。
要するに全てのことはつながっているということです。
いい心がけは、いい結果を生む。
ちょっとした変化は、自分を大きく変える。
何かを変えたいなら、まずは心から変えよう。
きっと自分のプラスになる。
智弁和歌山 高嶋仁名誉監督
苦しい思いをした人間だけが逆境をチャンスに変えることができる。
ツムツムコメント
智弁和歌山は夏の和歌山大会ではあえて練習量を落とさず、追い込んだ練習を続ける。
疲れを残しながら必死で勝ち進み、甲子園出場を決める頃には、調子がピークになっている。
全国制覇を狙うチームならではの調整法だが、実際に数多くの逆境をチャンスに変え栄冠を手にしてきた。
歴代最多となる甲子園通算63勝を挙げている高嶋さん自身も「お遍路さん」となり四国八十八か所巡りをするなど、求道者として知られる。
今、苦しい境遇にある人ほど、その苦しさを前向きに捉えてほしい。
開成高校 野々村直通元監督
自分のためよりも誰かのためにと戦った方が人は力を発揮できる
ツムツムコメント
人は、自分のために頑張るより、誰かのために頑張る方が力を発揮できる。
自分が投げるその一球が、誰かを笑顔にする。
その一振りが、誰かを勇気づける。
プレーの一つ一つがつながって誰かの力になります。
そう思った瞬間、一球に気持ちがこもる。
一振りに気合が宿る。
思いを込めた力はやがて、自分に返ってきます。
引退した高校球児に贈る名言
ここからは高校野球を引退した球児が大学、社会に出てからも活躍するために心の片隅に残してほしい言葉を紹介します。
今後、この言葉たちがあなたの支えになります!
興南高校 我喜屋優監督
今、レギュラーになれなくてもいい。
5年後、10年後のレギュラーを目指せ。
野球のスコアボードは9回までだが人生のスコアボードは永遠に続く
ツムツムコメント
この言葉は野球を引退した全ての高校球児に向けて贈りたい言葉です。
野球に関わってきた人も大半が高校で野球を引退し、大学生活を送ったり、社会人になります。
遅かれ早かれ野球中心の生活とはおさらばすることになります。
テレビでみてた甲子園球場でプレーすることができる人も毎年各都道府県に18人しかいません。
5年後、10年後のレギュラーとは、社会、組織で必要とされて、リーダーシップを取れる人のことを指します。
人生のスコアボードとは、これかの人生の全てを指します。
人生のスコアボードでどのような成績を残すのかは、君次第だ!
そして、いつか気づく時が来るでしょう。
野球のレギュラー争いが人生の1段階だったことに。
日本文理高校 大井道夫名誉監督
ツムツムコメント
高校生活の3年間、野球に打ち込むのは素晴らしいことです。
でもそれが野球”だけ”ではいけない。
無名だった日本文理を新潟屈指の強豪に育て、2009年には夏の甲子園で準優勝まで果たした大井道夫元監督。
普段から選手たちに「 野球選手である前に高校生である」ということを説いていたそうです。
強豪校ともなると、勉強もせずに 野球だけやればいいという風潮の学校も少なくない。
しかし、それでは社会では通用しない。
ほとんどの部員にとって、野球は人生の一段階だ。
野球を辞めたいとき何も残らない人生では寂しすぎる。
どうせなら、 野球で培ったものを活かす準備をしておこう。
高校野球をしたことでこれだけ社会に貢献できるのだ!と周りを証明してやろう。
花巻東 佐々木洋監督
人生は何に時間を費やし、何にお金を投資し、誰に出会い、本を読むかで決まる。
ツムツムコメント
花巻東高校 野球部OBは菊池雄星、大谷翔平を輩出し、花巻東を強豪へと押し上げた佐々木監督。
意外にも大学時代の自分を「クラゲ人間だった」と振り返る。
何をするにも背骨のような芯がなく、ふにゃふにゃ。
そんな佐々木監督を変えた習慣が「読書」だった。
一流経営者の本などを読みあさった佐々木監督は、「成功する人には共通点がある」ということに気づいた。
その人生哲学は教え子たちにも受け継がれています
人を知り、本を読む。それだけでも 野球も強くなる、と。
落合博満 元プロ野球選手
前向きにもがき苦しむ経験は、すぐに結果に結びつかなくても必ず自分の生きる力になっていく
ツムツムコメント
落合さんは現役時代に3度の三冠王に輝いた天才バッターと称された選手です。
しかし、学生時代は大学を中退し、25歳で社会人を経てプロ入りをしています。
社会人は即戦力を目的にチームに加入しますが、プロ入り当初は自慢のバッティングも全く歯が立たず、レギュラーに定着できていませんでした。
そこで落合さんがとった行動はチームで空いていたセカンドのポジションの守備練習でした。
セカンドの経験はない状態から、まさに”もがいて”獲得したレギュラーの座でした。
自分が生き残るために、どうにかして自分を活かす。
その心意気こそが生きる力となる”もがき”です。
工藤公康 元プロ野球選手・元監督
これをやれば必ず成功すると、誰かが指し示してくれない限り、挑戦しようとしない。
それではダメなんです。
工藤公康 元プロ野球選手・ソフトバンク監督
ツムツムコメント
高校野球のいいところは強制力があるところです。
監督、OB、保護者の目が届いて、必ず必死こいてやらないといけない状態で練習や試合に励みます。
しかし、大学や社会はこのご時世、上からの圧はほとんどかかりません。
すなわち、自制心が必要になってきます。
また、強豪校で名監督のもとでプレーしてきた選手は監督の言うことだけを聞いていたら甲子園に行けたかもしれません。
しかし、社会に出てからは主体性が問われます。
上の人からは、はい!の返事よりもどう思っているのか、あなたの意見を欲しがっています。
指示待ち人間になっていては、成功を掴むのは難しい。
高校球児たちへ贈るプロ野球選手の言葉
ここからは高校野球を経てプロ野球・メジャー選手となった一流選手たちの言葉を紹介します。
一流選手の言葉に共感し、一流選手の考え方に触れて、実践してみてください!
大谷翔平の可能性を無限大にする言葉
先入観は、可能を不可能にする
ツムツムコメント
私たちの能力の限界を決めているのは、実は私たち自身です。
多くの方が、自分には特別な才能はないと思い込んでしまっています。
その先入観こそあなたから夢を遠ざけています。
「自分の才能は無限だ!」というメッセージを何度も自分に言い聞かせよう。
「自分には無理だ」という先入観を徹底的に削除しよう。これこそが最強の成功法則です。
菊池雄星のメジャーを叶えた言葉
成功も失敗も「積み重ね」で決まる
ツムツムコメント
どうしても何か革命的な発想や、アイデアが事を成すことができる。
人生を好転できると思う方もいるでしょう。
しかし、アイデア自体には価値はなく、どれだけ愚直に向き合えるかが大事です。
積み重ねの多い人が最後は勝ちます。
積み重ねが多い人はそれだけ自分に自信を持てます。
成功するだけでなく、失敗も日々の怠惰な生活、自分との約束を守らないことの積み重ねで決まります。
なんてことない日常を大事にしないといけないと言い換えれますね。
王貞治の努力に関する言葉
努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのなら、それはまだ努力とは呼べない。
ツムツムコメント
世界の王と称さられた、王貞治。
世界の王と呼ばれるまで、数えきれないほどの練習をしています。
師匠でもある荒川さんとの二人三脚で積み重ねてきた1本足打法がその象徴と呼べるでしょう。
故人・野村克也さんも王さんの殺気だつ練習を目の当たりにして、王のような練習を努力と呼べるのだ。と言ったくらいです。
1週間毎日バットを振っても結果が先週と同じだったくらいで凹んでいてはいけません。
自分が努力だと思っていて、結果が出ていないのであれば、他人から見たらまだ努力の域にはないのかもしれない。
筒香嘉智の過程の大事さがわかる言葉
やはり人間は”特効薬”が好きで、すぐに効果が出そうなものに飛びつきます。
でもそれでは長続きしませんし、身にもつきません。
ツムツムコメント
この言葉で言いたいのは過程をおろそかにしてはいけないと言うことです。
結果に至るまでのプロセスも大事にしようと筒香選手は言いたいです。
SNSが普及し、誰もが無料、かつ、大量に情報発信できる時代に様々なジャンルで”ノウハウ”に関するコンテンツが溢れかえっています。
1年で成功者になるために
3ヶ月で人生が変わる習慣
1週間続けた人生変わった習慣
上記のようなコンテンツがごまんとあり、何か結果が出ない時にはそんなコンテンツに手を出して、何かにすがりたい気持ちはわかります。
ただ、筒香選手が言うように目先の特効薬に飛びついても真の結果に辿り着くことはない。
テッド・ウィリアムズの達人になるための言葉
ただひたすら続けるだけでいい。一所懸命やり続けていれば誰でも達人になれる。
ツムツムコメント
テッド・ウィリアムズはメジャー現役で三冠王に2回、首位打者6回、史上最後の4割打者(1941年)で偉大な記録を残した名選手です。
テッド・ウィリアムズは続けることの必要性を説いています。
ただひたすらに続ける。
これは簡単そうでとても難しいのです。
結果が出ないと辞めたくなる。
やり続けることなく、諦める人も沢山いる。
「結果が出なければやっていないのと同じ。」そんなことを言う人もいる。
やり続けた人をあざけり、笑う人はやり続けられなかった人であり、続けることに価値を見出すことができなかった人だ。
やり続けることにはきっと意味がある。まずはやり続けることの達人になろう。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
高校野球を終えて、やり切った!と思える人もいれば悔しい気持ちに打ちひしがれている人もいるでしょう。
どんな野球選手にもユニホームを脱ぎ、野球を引退する時がきます。
野球をやってきた価値は野球で残した成績ではありません。
野球を終えた後にどれだけ他者貢献したり、社会で活躍できるかが野球をやってきた価値が決まります。
未来に希望を抱き、野球をやってきた頃のように日々目標を掲げて生活しましょう!
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