プロ野球の試合のインターバルでパフォーマンスで試合を盛り上げたり、チームとファンとの架け橋になっているマスコットキャラクター。まさに球団の顔とも言える存在でもあります。
この記事を読んだ後には以下の3つようなことが得られます。
・スラィリーを好きになる
・スラィリーの面白さに気づく
・マスコットの役割とハードワークを知ることができる
プロフィール
誕生年 | 1995年 |
背番号 | ! |
性格 | いたずら好き/お茶目/根は優しい |
好きなこと | 乗り物に乗ること |
特技 | 周りを楽しませること/ダンス |
チャームポイント | 鼻に内蔵しているピロピロ笛 |
スラィリーとは英語で「お茶目な」「いたずら好きな」という意味がある。マスコットの特徴は以下の通り
- アメリカンな色彩
- ピロピロ笛で喜怒哀楽を表現する
- 目が着脱可能で表情を変える
- 突然変異でピンク色になったりする
セグウェイに乗ってスタジアム内を走り回り球団職員を引きかけることもあったとか。。。唯一女子マスコットがいないため他球団の女子マスコットに猛アプローチをかけることも。
スラィリーの誕生秘話
ここからはスラィリーがどうやって誕生したのかについて話していきます。
12球団をみてもスラィリーはデザイン、体型と他のマスコットとは別格感があります。それはそのはず!スラィリーのデザインを担当したのは、アメリカのハリソンエリクソン社です。ハリソンエリクソン社は「エルモ」や「クッキーモンスター」のデザインを手掛けた会社です。
アメリカのメジャー球団フィラデルフィア・フィリーズの「フィリー・ファナティック」に比べてみるととても似ていることがわかります。
スラィリーのココに注目!
球団マスコットは個性豊かでどのマスコットも人気があります。12球団で唯一アメリカン風のスラィリーは人気です。
その人気の理由、気になりませんか?その人気の理由を解説していきます。一、参考にして頂けたらと思います。
多彩な感情表現
マスコットは可愛らしい見た目をしていますが、親近感には乏しいです。なぜなら感情表現に乏しいからです。
スラィリーは鼻のピロピロ笛でその時の感情表現をしてくれます。喜んだり、怒ったりして観客と感情を共有しています。
チームが連勝した時や、大量得点を取った時は全身ピンク色の「ハッピースラィリー」となって登場することもある。
アメリカンスタイルのパフォーマンス
スラィリーは他の球団のマスコットよりもアニメのキャラクターのような着ぐるみをしています。
着ぐるみを着ている中の人はアメリカのプロのパフォーマーだとも言われています。
アクロバティックな披露はありませんが、セグウェイに乗ってグラウンドを駆け回ったり一風変わった存在感が際立っています。
コミカルな動きやスラィリーしかできないパフォーマンスを披露するからファンからの人気も高いです。
球団マスコットの役割
野球をするのにマスコットキャラクターなんて必要あるの?と感じている方も少なからずいるでしょう。
結論から言いますと以下の3つがマスコットの役割です。
- 試合のインターバルに行われるパフォーマンス
- 場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝
- 観客にエンターテインメントを提供する
ただ着ぐるみを着てグランドに立っているわけではありません。
毎試合出場するのには、それだけ球団から大きな役割を担っているからです。
試合のインターバルに行われるパフォーマンス
球場に足を運んで下さったお客さんにバク転などのアクロバティックなパフォーマンスで球場を盛り上げたり、緊張に張り詰めた試合の雰囲気を和ませるのが表向きの1番の仕事でしょう。
着ぐるみの中の人は元プロ野球選手で引退後、球団職員として働いている人なんて噂もあります。
それだけマスコットは試合中、走って、跳んでグランドで躍動しています。
私個人の見解ですが、ベンチに座っている控え選手よりも運動消費量は大きいと思います。
ある体操選手曰く
「着ぐるみを着てバク転できるのはすごい!できて当たり前のように思われるバク転も着ぐるみを着て視野が狭い状態でできるのは、並大抵のことではないでしょう。」とのことです。
場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝
試合以外でマスコットの活動はたくさんあります。
例えば、他球団のホームグランドでの試合はもちろん選手と帯同して遠征に行くこともあります。
イベントなどで行われるイベントに参加して地域貢献活動に役立っています。また、選手と触れ合うことで試合中は真剣な表情をしている選手にも笑顔が見るとファンからすると
「こんな一面もあるんだ!?」
といいギャップになり、益々選手のファンになります。そういった選手を宣伝する広告塔でもあるのです。
イベントで選手が来てくれるのも嬉しいですが、子供たちからすれば雲の上の存在です。しかし、親近感のあるマスコットだと楽しく触れ合えることもできるでしょう。
観客にエンターテインメントを提供する
前述した試合中のインターバルのパフォーマンスにもつながるのですが、お客さんにエンターテインメントを提供することが何より人気に繋がります。球団の公式サイトにはマスコット紹介記事があるくらいです。
球場に足を運んで下さったお客さんが満足して帰れるように最大限のパフォーマンスとエンターテインメントを提供することがマスコットには求められています。
活動の裏側
最後にマスコットキャラクターの活動の裏側について迫ります。ゆるキャラのようなマスコットキャラクターはお客さんの前で手がおかしくなるくらい手を振ったりして振る舞っていますが、実はアイドル並みの活動をしています。見た目からは感じられないが以外にも激務です。
激務な理由は以下の通り
・1週間のうち、6日試合が行われる
・シーズン中は週休1日
・6日連続でグランドでバク転やアクロバットを披露
・外野からベンチまで走る
・チアガールと応援ダンスも踊る(振り付けも覚える)
・試合中はほぼ着ぐるみを着てスタンバイ
あの可愛らしい見た目からは到底思えない活動量だと思いませんか?当然、試合の主役はあくまでプレーしている選手たちなのでマスコットキャラクターにスポットが当たることは殆どないのです。
球団の縁の下の力持ちです。披露するパフォーマンスはぶっつけ本番ではできないので裏ではものすごい練習をしてグランドに立っていると思います
23年シーズンの8月には中日のドアラが体調不良で1週間休養したとのニュースが入りました。野球ファンの方もマスコットの激務を知るきっかけにもなりました。
上記のニュース記事の内容で激務の裏側を簡単にまとめると以下の通り。
- マスコットには、高度の身体能力が求められる
- 日給は2万から5万円ほど
- 契約を結んでいると月収50万もの報酬を受け取っている
- ホームランが出たらパフォーマンスがあるため試合中は脱がず常にスタンバイしている
誰もが一度は行ってみたいディズニーランドの着ぐるみは
「観客の夢を壊さないために、着ぐるみの中に人がいると思わせてはいけない」
と流儀があるほどです。中身の人が友達のお父さんなんて考えたら一気に現実に戻ってしまいますよね。マスコットもプロのエンターテイナーとしてファンを楽しませるためにパフォーマンスを披露しています。
まとめ
今回の内容を簡単にまとめると
- スラィリーはアメリカのデザイン会社が手掛けたマスコット
- スラィリーは日本語で「いたずら」「お茶目」
- スラィリーにしかできないパフォーマンス満載でファンからの人気も高い
- マスコットの活動は実は激務
ある種、プロ野球選手のような一流の人しか、年中着ぐるみを着て観客の前でパフォーマンスをしてファンを喜ばせることはできないと思います。体には気をつけてもらい、今後のマスコットのご活躍にも注目です。シーズンオフはしっかり英気を養って24年シーズンでの活躍にも期待です。
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