BB-Lab.

プロ野球

【マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について

プロ野球の試合のインターバルでパフォーマンスで試合を盛り上げたり、チームとファンとの架け橋になっているマスコットキャラクター。まさに球団の顔とも言える存在でもあります。

この記事を読んだ後には以下の3つようなことが得られます。

・ジャビットを好きになる
・ジャビットの可愛さに気づく
・マスコットのハードワークと役割を知ることができる

プロフィール

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について
ジャビットのプロフィール
引用元

誕生年1992年
背番号333
性格良心者/よそ者嫌い/身内には優しい
好きなこと野球
特技アクロバット
チャームポイントハート型の舌

ジャビットは巨人軍の「3代目マスコット」として誕生しました。ジャビットだけではなく、ジャビットファミリーとして活動している。ジャビットを含め合計8体いる。マスコットでは珍しい家族構成があり、家族想いなマスコットで有名。ジャビットファミリーには以下のキャラクターが存在しています。

ジャビットの特徴は以下の通り

  • モチーフはうさぎ
  • 体毛はチームカラーの橙色
  • うさぎの設定だが、実は宇宙人設定
  • 初めて出会った人間は長嶋茂雄

ジャビットはマスコットの中でも身体能力が高く、バク転から逆立ち歩行までできる。造形はロゴマークを基にしています。Yの部分が耳でGの隙間部分が目となっています。モチーフはうさぎですが、設定ではうさぎではなく、宇宙人と主張しています。

ジャビットファミリー誕生秘話

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について
ジャビットファミリー
引用元

ここからはジャビットファミリーはいつ、どうやって誕生したのかについて話していきます。

ジャビットファミリーは一斉に登場したのではありません。以下に、誕生したキャラクターを上からご紹介します。

  • ミスター・ジャビット  背番号333 長男
  • シスター・ジャビット  背番号777 長女
  • キッズ・ジャビット(ツッピー、チャッピー)三男、三女
  • ジャビット       背番号555 次男
  • おじいちゃんジャビット 背番号1934年

他にいとこ(背番号1105)はとこ(背番号8105)がおり、合計8体います。

ジャビットの名称は一般公募で決まりました。応募期間1カ月間で7万3643通、2万4474種類ものアイディアの中から選ばれた。その中で、4112通を集めた第1位がジャイアンツ、ラビットを掛け合わせた造語「ジャビット」でした。ちなみに2位は「ジャンピー」だった。

当初は「ジャビット」1人だけでした。呼称は「ミスター・ジャビット」だった。この初期型の背番号が333で現在の長男・ジャビィに当たります。あくまで推測ですが、333という背番号は長嶋茂雄さんが現役につけていた背番号「3」が由来しているかもしれません。

次に、しっかり者の長女として大きなリボンが目印の「シスター・ジャビット」が登場します。背番号は777で近年は「ビッキー」という名前がつきました。さらに00年に「キッズ・ジャビット」が登場するなど次々に家族が増えていきます。

 現在は長男、長女のほか、長男と顔はそっくり、やんちゃな次男・ジャバ(背番号555)14年には球団創設80周年を記念しておじいちゃんが仲間入り。おじいちゃんは球団創設年と同じ背番号1934を背負い、V9時代のクリーム色のユニホームを着用している。

ジャビットのココに注目!

球団マスコットは個性豊かでどのマスコットも人気が集まるようにもおもいます。メインマスコットだけの活動ではなく、ファミリーで活躍するジャビットたちは広い世代から支持を集めています。
その人気の理由、気になりませんか?その人気の理由を解説していきます。一、参考していただければと思います。

SNS活動

ジャビットは場内外のマスコット活動だけではなく、SNSの活動にも熱心です。2011年にフェイスブックをスタートします。10年以上の長期に渡る活動でフォロワー数は7.8万人2017年にはジャビットファミリーの公式ラインスタンプが登場します。

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について
ジャビットスタンプ
引用元

続くようにインスタグラムを解説しフォロワーは6万人越えとマスコット界のインフルエンサーでもある。

https://www.facebook.com/giabbit/?locale=ja_JP

https://www.instagram.com/giabbit_giants/

SNSで投稿している内容は選手との交流だけではない。深夜の自動販売機でコーヒーを買ったり、ベッド派ではなく布団派であることが判明したり、プライベートな一面もアップしている。さらにはマスコットのダグアウト裏話までも公開している。チラリと見せる“素顔”も見どころの1つだ。

ジャビット一家で活躍

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について
ジャビットファミリーで活動
引用元

どうしてもジャビットファミリーのように複数のマスコットがいる球団は、メインのマスコットだけが活躍して目立ちがちです。他のマスコットがサブの役割になっていることがあります。

しかし、ジャビットファミリーは場内外での活動はもちろん、家族全員でファンを盛り上げます。SNS活動はジャビットだけではなく、ジャビットキッズやチアガールのVENUSの活動も頻繁に投稿されています。こういった面から家族想いなマスコットだとわかりますね。

見た目にも寄らないアクロバティック

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について
ジャビットのバク転
引用元

皆さんはアクロバティックなマスコットと言われてどのマスコットを想像しますか?私は阪神のトラッキーや中日のドアラを想像しました。しかし、ジャビットもトラッキーやドアラにアクロバットの披露は劣りません。

トラッキーやドアラとバク転対決を挑むほどの実力があります。モチーフがうさぎなので、やはり体が身軽なのかもしれないですね。

球団マスコットの役割

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について
ジャビットの役割
引用元

野球をするのにマスコットキャラクターなんて必要あるの?と感じている方も少なからずいるでしょう。結論から先に述べると以下の3つがマスコットの役割です。

  • 試合のインターバルに行われるパフォーマンス
  • 場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝
  • 観客にエンターテインメントを提供する

ただ着ぐるみを着てグランドに立っているわけではありません。毎試合出場するのには、それだけ球団から大きな役割を担っているからです。

試合のインターバルに行われるパフォーマンス

球場に足を運んで下さったお客さんにバク転などのアクロバティックなパフォーマンスで球場を盛り上げたり、緊張に張り詰めた試合の雰囲気を和ませるのが表向きの1番の仕事でしょう。

 着ぐるみの中の人は元プロ野球選手で引退後、球団職員として働いている人なんて噂もあります。それだけマスコットは試合中、走って、跳んでグランドで躍動しています。私個人の見解ですが、ベンチに座っている控え選手よりも運動消費量は大きいと思います。

ある体操選手曰く

「着ぐるみを着てバク転できるのはすごい!できて当たり前のように思われるバク転も着ぐるみを着て視野が狭い状態でできるのは、並大抵のことではないでしょう。」とのことです。

場外イベントでチーム、選手の魅力を宣伝

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について
ジャビットと岡本選手のツーショット
岡本選手とツーショット写真 引用元

試合以外でマスコットの活動はたくさんあります。
例えば、他球団のホームグランドでの試合はもちろん選手と帯同して遠征に行くこともあります。

イベントなどで行われるイベントに参加して地域貢献活動に役立っています。また、選手と触れ合うことで試合中は真剣な表情をしている選手にも笑顔が見るとファンからすると

「こんな一面もあるんだ!?」

といいギャップになり、益々選手のファンになります。そういった選手を宣伝する広告塔でもあるのです。

観客にエンターテインメントを提供する

前述した試合中のインターバルのパフォーマンスにもつながるのですが、お客さんにエンターテインメントを提供することが何より人気に繋がります。球団の公式サイトにはマスコット紹介記事があるくらいです。

選手、マスコットにとっては1年の140試合の中のたった1試合かもしれない1日。足を運んで下さったお客さんにとっては1年に1回のイベントかもしれない。数ヶ月前から、予約して楽しみにしていた1日なのです。そんなお客さんが満足して帰れるように最大限のパフォーマンスとエンターテインメントを提供することがマスコットには求められています。

活動の裏側

最後にマスコットキャラクターの活動の裏側について迫ります。ゆるキャラのようなマスコットキャラクターはお客さんの前で手がおかしくなるくらい手を振ったりして振る舞っていますが、実はアイドル並みの活動をしています。見た目からは感じられないが以外にも激務です。

【球団マスコット紹介】ジャビットの誕生と活動の裏側について

激務な理由は以下の通り

・1週間のうち、6日試合が行われる
・シーズン中は週休1日
・6日連続でグランドでバク転やアクロバティックを披露
・外野からベンチまで走る
・チアガールと応援ダンスも踊る(振り付けも覚える)
・試合中はほぼ着ぐるみを着てスタンバイ

あの可愛らしい見た目からは到底思えない活動量だと思いませんか?当然、試合の主役はあくまでプレーしている選手たちなのでマスコットキャラクターにスポットが当たることは殆どないのです。

球団の縁の下の力持ちです。披露するパフォーマンスはぶっつけ本番ではできないので裏ではものすごい練習をしてグランドに立っていると思います

 23年シーズンの8月には中日のドアラが体調不良で1週間休養したとのニュースが入りました。野球ファンの方もマスコットの激務を知るきっかけにもなりました。

上記のニュース記事の内容で激務の裏側を簡単にまとめると以下の通り。

  • マスコットには、高度な身体能力が求められる
  • 日給は2万円から5万円ほど
  • 契約を結んでいると月50万円もの報酬を受け取っている
  • ホームランが出たらパフォーマンスがあるため試合中は脱がず常にスタンバイしている

誰もが一度は行ってみたいディズニーランドの着ぐるみは

「観客の夢を壊さないために、着ぐるみの中に人がいると思わせてはいけない」

と流儀があるほどです。そのくらいプロフェッショナルでお客さんの前に立って披露していると思います。

今では複数のマスコットが登板で出場する日程を分けている球団もあります。

まとめ

今回の内容を簡単にまとめると

  • ジャビットは一般公募から付けられた名前
  • モチーフはうさぎだが、実は宇宙人
  • SNS歴は長く、Facebookのフォロワーは7.8万人インスタグラムは6.2万人
  • 活動は実は激務

ある種、プロ野球選手のような一流の人しか、年中着ぐるみを着て観客の前でパフォーマンスをしてファンを喜ばせることはできないと思います。体には気をつけてもらい、今後のマスコットのご活躍にも注目です。シーズンオフはしっかり英気を養って24年シーズンでの活躍にも期待です。

アイキャッチ画像 引用元

コメント

この記事へのコメントはありません。

RELATED

PAGE TOP