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【野球少年のための名言】名投手からピッチャーに向けた言葉30選

マウンドはグランド中で最も高く、そして孤独なポジションだ。バッターと対峙する。いかなる場合でもそこから逃げることはできない。ピッチャーからプレーが始まる野球では9割以上勝敗にバッテリーが関係していると言えるでしょう。

打たれたら自分のせい。勝ったら自分のおかげ。そんなポジションだ。マウンドに立って怖がっていてはチームを勝利に導くことはできない。今回、マウンドに上がる投手に向けて背中を後押しする現役で活躍する投手から偉大な投手まで25選手、30個の最高の言葉たちを紹介します。

紹介すると同時にその投手がこれまで味わってきた苦労や、エピソードを交えて解説していき、僕なりの名言に対する考え方を話していきます。

大谷翔平 エンゼルス

常識にとらわれたくないし自分の限界を作りたくない。大きいことを成し遂げようと思って目標を立てました。

高校時代、大谷選手はある目標を立てました。それは「163キロを出す」という規格外のものだった。高校一年の時から「2年後のドラフト1位間違いなし」と目されていました。

 金の卵だったが、故障もあり、高校2年の最高球速は151キロ。誰もが無謀だと感じた目標。しかし、最後の夏で進化を遂げる。地方大会準決勝・6回2死満塁、カウント3-2のピンチで投じたストレートは

「160キロ」

常識も人間の限界も関係ない未知の領域。高校野球界で初めて「160キロ」が計測された瞬間でした。

思い通りに投げられなかったボールで抑えたことをオッケーにしちゃったら、成長するチャンスを失う事になるし勿体無い

困難な挑戦をする時ほど、自分に厳しくならないといけないです。前人未到の二刀流に挑む大谷選手は、結果オーライを可としない。納得できるか、できないか、ベストを尽くせたか、そうではないかの基準は、自分が1番よく知っている。

思い通りにいかないときこそ成長できるチャンス。何がダメだったのか、どう変えればいいのか。結果だけに満足していては、次もイチかバチかに頼ることになります。自分で課題を見つけて、解決できた時に一回り大きくなった自分に出会えるはずです。

ただ目標を立てればいいかというとそういうことではありませんよね。
いかに目標に向かって真剣にできるかが大事で。その点を間違えている人は多いと思います。

二刀流という大きな目標を掲げてプロ野球の世界に飛び込んできた。野球界のOBからは

「できるはずがない」「プロを舐めている」

と否定的な意見がいつの間にか聞かれなくなりました。それは目標に向かって真剣に努力した結果に他なりません。大谷選手の言動から

目標とは、実現したい、何かに向かって自分の地図を描くことだと思います。でもほとんどの人が描いて満足してしまっているのです。目標に近づくこと。行動が伴い結果を出してこそ周囲から認められていくのです。

目標という地図に、一歩一歩足跡を付けていこう。必ず辿り着くから。

大谷選手の珠玉の言葉を知りたい方はこちら

ダルビッシュ有 パドレス

土、日の休みが消え、夏休みが消え、冬休みが消え、友達が遊んでる時に練習していた。だから今がある。

今やメジャーでも指折りの好投手として活躍するダルビッシュ投手。

現在のピッチングはこちら

だが、どんないい選手でも昔はただの野球少年だった。休みの日も野球の練習をする。遊ぶのを我慢してバットを振る。ノックを受ける、必死で走る。楽しい時間を犠牲にすることは、その積み重ねが人を強くする

 そのさきにきっと何かがある。プロになれる選手でもそうでない選手にも、その先にある未来は平等だ。「いつかあの練習をしたから今がある」と胸を張って言える人になろう。

成長が長く続けられる選手は自分を冷静に客観視でき、かつ足りない部分に最適な努力を見つけ出す。

結果を残し続ける人は自分をよく知るひとだ。過大評価しない。過小評価もしない。だから、いつまでもベストを尽くせるのです。ベストを尽くして壁にぶつかっても、自分さえ見失わなければ、また挑戦ができるのです。なぜなら自分に足りない部分を補って、前よりも強くなることができるからです。

 自分を冷静に見ることは、辛いことかも知れません。目を逸らしたい、見えないふりをしない部分もあるでしょう。それだけで嫌になってしまうかも知れません。そこからがスタートです。はじめから完璧である必要はありません。

スタートは早ければ早いほどいいです。明日からではなく、今日からでもなく、今からやりましょう。

田中将大 楽天イーグルス

苦しいからといって逃げては何も始まらない。結局は逃げても無駄なんです。

日米を通して34連勝の大記録を打ち立てた田中投手。記録が途切れるかも知れないプレッシャーと戦いながら3シーズンに跨って先発した試合では実に42試合連続負けなしだった。

ヤンキース時代のピッチングはこちら

どんな世界でも一流になるには、厳しさが伴うと田中投手は語ります。”ああ、逃げたい”とか”しんどいから辞めたい”と嘆いて他の場所に移ったとしても、その新しい場所で同じような苦しみが必ず襲ってくる。

 だったら、自分のやりたいことに逃げずに力を注ぎ、自分に甘えず立ち向かいませんか?苦しいからといって言い訳したり、逃げていては何も始まりません。野球も、仕事も、そして人生も。

こちらの名言集も大変人気です!合わせてご覧ください。
2023年のドラマで最も良かったと評される鈴木亮平主演の『日曜劇場・下剋上球児』の名言20選
プロ野球選手やOBの方も出演されました。鳥谷敬さん、川崎宗則さん、田中将大投手、元木大介さんが出演されたドラマです!野球好き、教師の皆さんから大変好評のドラマです!

人生に無駄なんてことはない。この瞬間も生かすも殺すも自分次第

怪我で練習ができない、試合に出られない。選手にとって、そんな時間はもどかしいだけでしかない。ともなれば、無駄な時間にも思えるだろう。「1日休めば、取り戻すのに3日かかる」なんていう格言もあるくらいです。

メジャーに渡り、古巣楽天で活躍する田中投手は2010年シーズン怪我で棒に振った。その時ブログに書いたのが上の言葉です。翌年、19勝を挙げ最多勝を獲得。一回りも二回りも大きくなって復帰を遂げたのです。田中投手にとって怪我が無駄な時間だったらこの成長と成績はなかっただろう。

 無駄とも思える逆境を、決して無駄にしない。怪我からわかることもある。怪我をしなければ気づかないこともある。自分がどれだけ自分に敏感でいられるか。一瞬一瞬を無駄にしないことこそ、上達の条件です。

黒田博樹 元広島カープ

限られた中で一番になって満足してしまうと、それで人間の成長は止まってしまう。

この言葉の意味は満足する=可能性を限定してしまうということです。野球をやっている人なら、ほとんどがレギュラーを目指す。レギュラーとなり、試合で活躍したら達成感もあるだろうし、一応の満足感も得られる。

でも、そこで終わってはそこまでの選手。どんなチームでも最終的にはレギュラーが決まり、エースが決まり、4番が決まる。それは、限られた集団の中の仮の格付けでしかない。まさに「井の中の蛙大海を知らず」だ。そこからもう一歩抜け出さなければ、大きい世界は見えない。

上手くはなれない。限られた集団の、限られた箱の大きさに満足するのか、窮屈な箱をぶち壊そうと上を目指すのか。さぁ、あなたはどっちだ?

1勝で自信が持てるなら、その自信は1敗であっという間に奪われてしまう

試合に勝つというのことは素直に嬉しい。活躍することも嬉しい。100%でないにしろ、自分がチームがこれまでやってきた練習の成果を出せた瞬間だからに違いない。その成功体験は、自らの自信にもつながる。

しかし、本当の自信というものは、幾つもの成果を積み上げて大きくしていくものではないでしょうか?

メジャーでのピッチングはこちら

それが揺るがないものになった時、真の自信になると黒田投手は説いています。もし、それが過信なら、その先には大きな落とし穴が待っている。もし落ちたら、振り出しどころかマイナスからのスタートです。

自分が今、胸に抱いているものは自信か、それとも過信か。揺るがないものなのか。黒田投手の言葉は、その心に問いかけています。

藤浪晋太郎 オリオールズ

失敗が多いから成功してより嬉しい。そう考えると野球に完璧はないんだなと思います

藤浪投手は高校時代、甲子園で春夏連覇。プロ入りをすれば、即二桁勝利を上げました。メジャーにデビューして3ヶ月でリーグ1位の球団に移籍をする。

歩んできた順風満帆に見える野球人生も多くの失敗の上に成り立っていることを忘れてはいけません。野球は失敗するスポーツです。どんなチームでどんな試合でも27個のアウトを取られます。そのアウトをいかに活かせるかが勝者と敗者の分かれ目です。

完璧な野球選手などこの世に1人も存在しません。過去の多くの失敗が成功の礎となり、成功の積み重ねが歓喜の輪となるのです。

菅野智之 読売巨人

「強い強いと思っている人ほど弱い。弱いって分かっている人は、強くならないといけないと思うから強いと思うんです。」

自分を大きく見せたい、自己顕示欲があればあるほど自分を大きく見せたがるものです。周りに見てもらいたい、認められたい。称賛の声を浴びたい、人間誰しもそう思う時はあります。

アスリートにとって、自分の能力を冷静に評価することは大切です。勝負には常に相手がいる。自分がどういうプレーをすることができるのか。秒速でその判断を強いられる。自分に足りない部分があるからこそ、それを補うことができるのです。練習で鍛え、試合で工夫をして相手と戦うことできます。

自分の弱さは、ただの弱点ではありません。使い方、捉え方によっては武器にもなり得るのです。

山崎康晃 DeNAベイスターズ

今の自分があるのもそういう失敗も含めてだと思っている

2015年にルーキーイヤーに37セーブを挙げると、続くシーズンも33・26・37と守護神としての地位を着実なものとして現在はチームのキャプテンも務める山﨑投手。

そんな山﨑投手でも失敗は多々ある。心が折れそうになると1人ドライブで大きな声で歌って負の感情を放出するのです。大声を出すとストレスの解消の方向へ向かう。山﨑は経験から学んだのであろう。

グランドでの失敗はグランドでしか返せない。いろんな失敗を経験し「考えさせられるようになった」と語るよう通り、失敗は人間を成長させてくれる。

成功から学ぶことは少ない。失敗から学ぶ姿勢を忘れない人間が成功者となるのです。

山本昌 元中日ドラゴンズ

僕は一生懸命を馬鹿にする生き方はしたくない

史上最年長となる32年間の現役生活に別れを告げた山本投手。だが、プロ生活のスタートは順風満帆とはいかなかった。ドラフト会議での入団、半ば戦力外城代でアメリカへ野球留学。プロ入り数年は常に”クビ”の瀬戸際にいました。

そこから這い上がったのは、本人が野球に対して一生懸命取り組んだ結果です。下手だから一所懸命やる。できないから一生懸命やる。頭ではわかっていても、行動に移すのは簡単ではない。時には一生懸命がバカらしく思えることだってあるだろう。

でも、それは一生懸命やっていない人間の言い訳です。カッコ悪くなんてない。他人の一生懸命をバカにする、笑っていい理由なんて一つもありません。

山本昌をもっと知りたい方はこちら

上原浩治 元読売巨人

浪人時代の一年こそ、上原浩治の礎であり、人生の要である。私は19歳のこの年を生涯刻みつけるために、プロ野球選手になって背番号『19』を背負った。

背番号19にこだわってきた上原投手。

高校時代は控え投手で、公式戦での登板はわずか3試合。大学野球部からの誘いもなく、体育教師を目指して大学受験をするも不合格。考えもしなかった浪人生活へ。「大学で野球がしたい」。当時の上原投手は野球に飢えていました。

予備校に通い、受験勉強も必死に取り組みました。トレーンングも欠かさずやり、夜は警備員や道路工事のアルバイトもやっていました。”雑草魂”上原投手の原点は、この1年間にあります。野球エリートと呼ばれる人たちと違う道を歩んだからこそ、絶対に負けない反骨心が芽生えたのです。

浪人時代のあの19歳の自分を忘れないために背番号19を背負ってマウンドに上がっていたのです。

桑田真澄 元読売巨人

「失敗したら負ける」のではなく「失敗を一つでも減らしたほうが勝てる」

負けないために頑張るのではなく、勝つために頑張る。似ているようで全然違う意味合いです。目標は負けないこと?それとも勝つこと?負けという恐怖と隣合わせでプレーするより、勝ちという歓喜のそばでプレーした方がよっぽど楽しい。

野球は減点方式ではなく、得点を積み重ねていくスポーツです。原点なんてありません。マイナスに怯える必要はありません。どんなプレーもプラスに捉えれましょう。

津田恒実 元広島カープ

弱気は最大の敵

広島カープのストッパーとして活躍した津田恒実投手は、並いる強打者に対して火の出るようなストレートでいつでも真っ向勝負を挑んでいた。そんな津田投手の座右の銘が上の言葉だ。

どんなピンチでも、まず戦うのは自分。自分に克つことができなければ相手にも勝てない。まずは自分の心に聞いてみる。

弱い気持ちに負けていないか?
逃げようとしていないか?

津田投手は1993年に脳腫瘍のため亡くなった。(亭年32)この言葉は現在同じ背番号をつけて広島カープのエースとしてマウンドに上がる大瀬良大地投手へと引き継がれている。

前田健太 ツインズ

思い通りの結果を出せなかった時に「いい経験」という言葉を使うのは好きではありません。

2016年に念願のメジャー挑戦を果たした前田投手。日本では数々のタイトルを獲得したが、チームの優勝とは常に無縁であった。低迷が続いていたカープを優勝争いに引き上げたのは前田投手の力は大きいと思います。

カープ時代のピッチングはこちらから

そこで満足するのは少し違うと思います。「いい経験」という言葉は敗者が吐くセリフです。その言葉の裏には

「もっとできた」
「もっとやりたかった」

と悔いがあります。ならば、その後悔に満足して言い訳がありません。

「最高の経験でした!」と言いたい。それは、単純な勝負でないかも知れない。思い通りの結果を出したとき、「いい経験」は「最高の経験」に変わるのです。

菊池雄星 ブルージェイズ

平等に与えられた24時間という時間をどう使うかは自分たちに任されています。自分はその全てを野球につなげようと考えてきました。

高校時代からと騒がれてきた菊池投手。本人曰く、不器用でセンスに乏しく、それを努力で補ってきたのだと言います。24時間の全てを野球に繋げる。

それは、24時間練習し続けるという意味ではありません。

  • 身体を回復させるためにしっかり睡眠を取る
  • 集中力と思考力を養うために、しっかり授業を受ける
  • 身体を大きくするために栄養バランスの取れた食事をとる

全て「野球のために」と考え、行動してきた結果、菊池投手は「逸材」となったのです。

杉内俊哉 元読売巨人

ストライクだと思ったボールが『ール』の判定と判定されても僕はそれを受け入れようと努めた。

グランドでプレーする選手の真理は繊細です。自信を持って投げ込んだボールがボールと判定されたり、余裕を持って見送った球がストライクと判定されるだけで心に微妙なズレが生じる。引きずったままプレーすればズレは大きくなり歯車は狂う。

杉内投手は高校時代にたった一球の判定に納得がいかず、自らペースを乱し試合に負けたことがあると言います。その経験から、判定に心を乱さないメンタルを手に入れたのです。

グランドでは審判の判定が絶対だ。アマチュアでは覆ることはない。いくら抗議しても心の中で文句を言っても、自分にとってプラスは0だ。それよりも状況を冷静に判断し、次の一球に力を注いだ方がいい。一球に泣かないために一球を大事にしよう。

僕もこの経験はあります。練習試合でストライクの判定と思った球がボールと判定され抗議をして、その後、後ろで判定をする審判を敵に回してしまった経験があります。

自分ではどうしようもできないこと、起きたことに何を言ってもいいことはありません。常に平常心で一球一球に全力を注ぐべきです。

館中昌平 元東京ヤクルト

7回も手術をした僕だからこそ「患部は治る。試合でも抑えることができる。」と声を大にしていうことに意味があるかもしれない。

これまでに7度の手術を経験し、そのうち3回が「トミージョン手術」最近では成功率も高くなったとはいえ、並の投手なら手術はためたらい、3度ともなれば間違いなく諦めるだろう。

しかし、館中投手は手術の度に見事な復活を遂げてきました。その力になっているのは野球が好きで、もっと上手くなりたいという気持ち。怪我で野球を辞めざるを得ない人たちの悔しさだ。野球が好きのにできない。

それほど不幸なことはないでしょう。自身の経験が誰かの不安を取り除き、勇気を与えるきっかけになった。全身をめぐる150針以上の手術痕は野球好きの誇りでもあり、次世代の光明でもあるのです。

金子千尋 元日本ハム

みんなと違う発想をして、新しいことを考える。考え方一つで、これまで投げていたボールに新たな価値を見出すこともできる。

金子投手の言葉から思考は時に才能を超えると捉えることもできるでしょう。オリックス時代、日本のプロ野球で最高のピッチャーの1人だった金子千尋投手。しかし、自身のことを「ずば抜けた才能はない」と語る。ではなぜ、ずば抜けた才能がなくても第一線で活躍できたのか。

答えを一言で結論づけるのは難しいが、金子投手は発想力を大事にしていました。みんなと違う発想で、一層の付加価値をつけてきたのです。その一球がオンリーワンになっていたのです。

選択肢は無限大。凝り固まった常識にとらわれず人の一歩先に行くことが大事だ。

松坂大輔 元福岡ソフトバンク

僕は夢を見ない。常に目標を掲げる。

甲子園連覇達成、プロ一年目から最多勝に輝くなど”平成の怪物”の名を欲しいままに手にした松坂投手は「夢」という言葉を好まない。夢は見るものであり、叶うとは限らないからだと考えているからです。

恩師である・渡辺終身名誉監督から授けられた「目標がその日その日を支配する」この金言を胸に抱きこれまで多くの目標に到達してきました。目標を掲げ、そこに近づく。願いが叶ったとき、また新たな目標に出会える。

下柳剛 元阪神タイガース

辞める理由よりを探すより続ける理由を探しなさい

高校3年の夏が終わろうともあなたの野球全てが終わったわけではありません。4球団を渡り歩いた下柳投手は2012年オフに楽天から戦力外通告を受けると

44歳にしてドジャースにトライアウトに挑戦。最終候補に残ったものの夢は叶いませんでした。それでも「一旦、ユニホームを脱ぐが、いつでも投げられるように練習は続ける」とずっと野球にしがみついていた。今でも高校時代の恩師のことを思い出すそうです。

「野球選手は”我慢”を食うんだ!」好きな野球を続けられるならどんな試練だって耐えて見せようじゃないか。

江夏豊 元広島カープ

ピッチャーは一球で地獄を見る。バッターは一振りで天国に上がれる。

痛打を浴びて、マウンド上で崩れ落ちるピッチャー。
歓喜に腕を突き上げてダイヤモンドを回るバッター。

野球というスポーツは、時に一瞬で明暗を分けることがあります。日本球界を代表するサウスポー、江夏豊は数え切れないほどのバッターを抑えてきました。そんな大投手であってもたくさんの地獄をマウンドで味わってきたはずです。

グランドで味わう歓喜と屈辱、天国と地獄。恐るな、逃げるな、正々堂々と立ち向かえ!

野茂英雄 元ドジャース

簡単に勝てない相手じゃないからこそ、やり甲斐もあるし、燃える

今より上のレベルでやりたい。強い相手と戦ってみたい。野球に限らず、スポーツ選手ならそう考えて当然だ。

野茂投手はまだ、日本人が活躍するな誰も想像できなかった頃に、単身渡米してメジャーのマウンドに上がりました。

周囲の声なんかどうでもいい。とにかく強くレベルの高いところで強い相手と戦いたい。その一心だ。今より一つ上へ。勝ち負けを超えた、選手としての本能がモチベーションを上げてくれる。

難しいから挑戦する。みんながいけないから行く。そう思うえる選手でありたいですね。

挑戦すれば、成功も失敗もあります。でも挑戦せずして成功もありません。
何度も言いますが挑戦しないことには始まらないんです

野茂投手は中学生の頃からすでにストレートの威力を増すために「身体を捻って投げる」フォームを身につけていました。名門校のセレクションには落ち続け、甲子園とは無縁の公立校へ進学。そこではフォームをいじられることがありませんでした。

社会人野球を経て、近鉄にドラフト1位で入団された時も契約書に「フォームを矯正しない」ことを条項に入れてこだわりを見せました。これまでの野球の常識にとらわれず、常に新しい価値観に挑戦し続けた野茂投手がトルネード投法でアメリカでトルネード旋風を巻き起こしたのです。

あなたのプレーを否定する権利なんて誰もいません。周りにどう言われようと自分を貫き姿勢は多くの人に勇気を与えることになります。

野茂英雄について詳しく知りたい方はこちら

佐々木主浩 元ドジャース

基本は、先を考えないことですね。結果を考えずに自分を信じて投げる。それで打たれたら仕方ない、くらいの気持ちでいることです

佐々木投手は日米通算381セーブ。代名詞である”大魔神佐々木”と呼ばれ活躍した佐々木投手は、プレッシャーに打ち勝つ方法を訊かれ上の言葉を話しました。ストッパーは試合の最後を締める大事な役目を果たしています。

一発打たれれば逆転。コントロールミスは命取りになる。考えれば考えるほど頭に浮かんでくるのは悪い想像ばかり。ピンチの時に大事なのは、自分のベストを尽くすことです。自分のベストがいい結果をもたらすとは約束されてはいません。それでも力を出し切れず、結果も出ず、後悔だけが残るよりずっといいと思いませんか?

ストッパーという精神的にも肉体的にもハードな役目を背負いながら活躍できたのはいい意味での開き直りだったのかも知れないです。

星野仙一 元楽天監督

迷ったら前へ。苦しかったら前に。辛かったら前に。後悔するのはその後。ずっとずっと後でいい。

苦手なバント、不安な守備、課題の多いバッティング・・・・・・。「失敗したらどうしよう」とその場で立ちすくんでしまう。そんな時には、闘将・星野仙一さんの言葉を思い出して欲しいです。

「前へ」。これは明治大学のラグビー部の北島忠治監督が部員に伝え続けた敢闘精神だ。その「明治魂」は明治野球部出身の星野さんにも受け継がれてきた。ドラフトで巨人から指名の確約を受けながら果たされず、この屈辱をバネに、星野さんは言わずと知れた”巨人キラー”になったのです。

どんなことがあっても熱く、魂を燃やして、前に前に進もう!

工藤公康 元福岡ソフトバンク監督

自分ひとりの力で勝ち続けることはできない。

「俺が抑えなきゃ」「俺が打たなきゃ」打ち取ったあたりを見方がエラーする。味方が手も出ず三振をしてしまう。そんな時、勝敗の要因に大きく関わるピッチャーはつい上の言葉を思う。上手い選手、チームの中心選手であればなおさらだ。

 団体競技である野球は責任感は大事です。ただ、その前に考えるべきことは、仲間がいてこその野球だということです。「自分がやらなきゃ」そう思った時、一瞬、チームメイトを疑いませんでしたか?信じることを忘れた時、プレッシャーは足かせにしかなりません。

 呼吸は荒れ、手元は狂い、プレーが雑になる。自分1人だけではありません。自分だけの試合ではありません。そう思えたらチームメイトを信じている証拠です。1人の力なんてたかが知れています。ピンチの時ほど自分の後ろで守ってくれているチームメイトを信じることです。

これをやればかならず成功するとだれかが指示してくれないかぎり挑戦しようとしない。それではダメなんです。

練習するのは自分が上手くなるため。それならば効率のいい練習をした方がいい。誰もがそう思うでしょう。教えてくれるコーチはいる、憧れの先輩はいる、素直にアドバイスを聞いて、練習していればきっと上手くなれる。

そういうポジティブな考えで練習に取り組むのは大事です。それだけではいけません。

上手くなる過程を忘れてはいませんか?
結果ばかり追い求めていませんか?

プロセスに目をむけることができる選手、考えることができる選手はもし、結果が出なくても、自分でできるようになっていきます。結果を提示されないとやれないなら、それまでの選手です。

何かを始める時、何かを挑戦する時に結果を考えるのはずっと先です。まずはやってみることが全ての始まりです。答えを隣おいて問題解決していても身につくものも身につきません。

やらないことには、結果が出るか出ないかわからない。先に結果を欲しがるのは甘えでしかない。

失敗を恐れて守りに入る弱さとは人間なら誰しもあるだろう。行動する前に色々と未来を予知し、悪い結果を考え、尻込みする。それは時に自分への「甘さ」となります。現状維持、若しくは停滞の原因になってしますのです。

工藤元監督は現役時代にトレーニングをしたら成績が良くなるのではないかと聞いてきた後輩に「わかんないよ」と答えたそうです。そして

「その成果が2、3年先に出ればやってよかったと思うんじゃないの。」

と続けています。トレーニングしても成績が良くなるかどうかはわからない。でも、悪い結果を恐れてやらなければどうかはわかることはありません。何も得ることもないでしょう。「答え」は先に出ているのではなく、後に出るもの。

未来がわかりきってしまった時ほど人生は退屈です。何が起こるかわからない、それが人生です。

三浦大輔 DeNA監督

エラーした選手をどんなに責めたところでピンチは変わらない。エラーを責めるのではなくピンチをどうやったら切り抜けるかにエネルギーを注ぐ方が建設的だと考える

ピッチャーが狙い通りのボールで狙い通りのゴロを打たせても野手がエラーすることがある。「なんで捕ってくれないんだよ」そう思ってしまうのも仕方がない。ただ、そう思うのは一瞬だけ。

エラーが広がってしまったピンチを、どうやって切り抜けるか。それを考える方がよっぽど大事ではないでしょうか?野球にエラーはつきものです。どんな名選手でも、エラーにしなかった選手なんていません。イチローにだってエラーはありましたし、大谷投手にだって暴投することもあります。

だからこそ、エラーをしないためにみんな必死で練習をします。エラーしたチームメイトは必死にノックを受けてきたはずです。その努力を認めるなら、責めるよりもカバーしてやるくらいのつもりで次の打者に集中しましょう。

仲間が作ったピンチを切り抜けてこそエースです。

吉井理人 千葉ロッテ監督

「変化球を投げるなら低く、真っ直ぐを投げるなら大胆に投げなさい」

メジャーリーグで通算32勝を挙げた吉井監督は若手投手に上の言葉をよく話すという。これは、いわばピッチングの基本。しかし、試合中の緊張感や疲労、判断ミスでその基本を忘れてしまうことが少なくありません。

ピンチに陥った時、次の投球に迷ったとき、立ち返るべきは常に基本です。投手でいうとアウトコースへストレートです。基本があって初めて、応用することができます。

勝負するのが目の前のバッターでも、まずは自分の頭を整理してみください。

まとめ

日本を代表する投手の一生使える名言。一つでも心に残り、今後のプレーに活かしてくれたら幸いです。野球には言葉が必要です。捉え方によっては矛盾している言葉もあったでしょう。

どの言葉を心に留めるかはみなさん自身です。

誰にでも正しい答えなどなく、自分が見つけた言葉や心に残った答え、言葉が正しいです。心に響いた言葉は、必ずいつか自分の助けになってくれます。

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